📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第13句の解説
今回の第13句は、『日本神話の謎』がまたひとつ明らかになります。 今まで、数々の学者や研究家が挑戦してきたのに、誰一人できなかったことを、私は次々と解き明かしてしまってるわけですが…… 霊能力って、こういう活かし方もあるんですね。 今までも自分の中で、シャーマンの技術(神様と会話できる能力)自体は世の中の最強レベルではないか? という疑いがありましたけど こういう『応用の仕方』まで、できるとは思ってなかった。 ・ ・ これ、私が『古事記』の訳にも挑戦したら、スゴイことになりません? アソビでサラッと冒頭を訳しただけでも、イザナギ&イザナミが人間だったと見抜いてるわけですから、本気で『古事記』の訳をやったら一体何が出てくるのか? スゴイものがいくつも掘り出せる気がする……。 ・ ・ ちなみに、こういう能力持ちだから、『ロト6』とかも狙って当てられるのでは? と思うじゃないですか! 自分でもそう思いました。だから、1年間買い続けました。結果は? 全然当たらん! 末等が何回か当選したくらいで、やればやるほど原資が目減りしていく……。 結局、ズルは認めてもらえなかったようです。 ・ ・ さて、前置きが長くなりましたが、今回の第13句では、【神世七代】の謎を一気に解き明かします! あの有名な、イザナミ&イザナミの正体もね!! サラッと、スゴいこと言ってますけど……。
【神世七代】シリーズの神名とは?
【神世七代】(かみのよななよ)これが、【神世七代】の神名なのですが…… まず、使われてる字が、全ておかしいことに気がつきました? わけのわからない漢字ばかりあてられていて、どう見ても、この字が正解とは思えないでしょう? 続いて、登場する神様の「順番」ですが…… こちらも、何か気がつきません?
・ 須比智邇(スヒチニ) ・ 角杙(ツヌクヒ) ・ 妹活杙(イモイクグイ) ・ 意富斗能地(オホトノヂ) ・ 大斗乃弁(オホトノベ) ・ 於母陀琉(オモダル) ・ 阿夜訶志古泥(アヤカシコネ) ・ 伊邪那岐(イザナギ) ・ 伊邪那美(イザナミ)
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あれ? 一番偉いはずのイザナギ&イザナミが末席…… 一体コレはどういうこと? |
今まで誰も解けなかった謎を 次々と解き明かす!!
今回は、いつもと解説の手法を変更します。
……というのも、『カタカムナ』の第13句そのものが、【神世七代】の神名列挙なのです。
まずは原文をご覧ください。
📓 【原文】
![。](../images/FRAME/list-gl2.gif)
スヒチニ ツヌクヒ イモイククヒ オホトノヂ イモ オホトノベ オモダル イモ アヤカシコネ イサナミ イサナギ トヨ カブ シヌ ウキフヌ マカ ハコ クニ
・ 須比智邇 …… 遂地に(やり遂げた状態への) ・ 角杙 …… 続く日(準備期間) ・ 妹活杙 ……意も育く日(意を育てる期間) ・ 意富斗能地 ……大人の知(成功者の知識) ・ 大斗乃弁 ……大人伸べ(成功者曰く) ・ 於母陀琉 ……面怠(疲れた顔すらも) ・ 阿夜訶志古泥 ……綾 賢 根(賢さの根を育てる肥料) ・ 伊邪那美 ……イザ、波に向かう!(さあ波に勝負に出て) ・ 伊邪那岐 ……イザ、凪に向かう!(海を突き進もう!)
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あれ? 文章になるの? 一体コレはどういうこと? |
一番最初に訳した本居宣長が間違えていた!
元々『古事記』は奈良時代の(712年)に書かれたものですが、その後ずっと《偉そう》に君臨していたわけではないのです。
今でこそ、現存する日本で最古の書物である! と箔がついていて、国宝扱いになってますが、それは『古事記』以前の書物が全て消えたからであって
『天皇記』と『国記』はもっと前にあった。でも、途中で消えた。
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途中から先代がいなくなったために、最長老として《偉そう度》がアップしたものの、実は長い歴史の間、『古事記』は忘れられていた期間も長かったのです。
それを掘り起こしたのが、江戸時代の国学者、本居宣長(1730-1801)
『古事記』の文体は、江戸時代の人にとっても古すぎて難解だったので、誰も訳に挑戦したがらなかったのですが、本居宣長が初めて現代語への翻訳に挑戦し、漢字ばかりの元の暗号文に対して、各段落ごとに原文と読み下し、解説をつけた。
それが『古事記』復活のキッカケとなった。
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しかし、史料も何もなく、独力でぶつかるしかない状態で訳したので、挑戦はしてみたものの、相当な苦労。
結局、分からない単語に対しては、なんでもかんでも『これはおそらく神名であろう』と解釈してしまった。
分からないものは仕方ない。その時代での最善は尽くしていた。
ただ……
そこから先が『カタカムナ』のときと流れが同じなのです。
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1番最初の人が、史料も何もないまま、ヒーヒー言いながら翻訳。しかし実力の限界により、残念ながら間違い多数。
それは仕方ない。
しかし、後に続いた研究家が、先輩の訳を参考にせず、独自にゼロから組み立て直せば良かったのだが、実際には『先輩の訳』を手元に置いて、資料にしながら、それをもとに解釈を進めていく。
すると、もし最初の人が間違っていた場合、その間違いは次の世代にも『遺伝』してしまう。
第1世代はオリジナルの1人だけでも、それを参照して解釈を加えた第2世代、第3世代……と続くうちに、同じ方向性の訳ばかり乱立し、『古事記』とはこういうもの! というイメージができあがってしまう。
現代では、その訳が『児童文学』からスタートする。
・ 天の日矛の国生み神話 ・ 黄泉の国のホラー話 ・ やまたのおろち伝説 ・ 因幡の白兎
![『カタカムナ』](../images/KATAKAMUNA/C1-KATAKAMUNA-13-note.png)
・ 伊邪那美……イザ、波!(波に勝負に出て) ・ 伊邪那岐……イザ、凪!(海を突き進もう)
『カタカムナ』 全80首の意味−第13句の解説
![『カタカムナ』 全80首の意味−第13句の解説](../images/KATAKAMUNA/C01-katakamuna-550.jpg)
![。](../images/FRAME/list-gl2.gif)
スヒチニ ツヌクヒ イモイククヒ オホトノヂ イモ オホトノベ オモダル イモ アヤカシコネ イサナミ イサナギ トヨ カブ シヌ ウキフヌ マカ ハコ クニ
遂地に続く日 意も育く日 大人の知 意も 大人述べ 面怠(疲れた顔)意も 綾 賢 根 誘波 誘凪 豊 蕪 志成 浮き船 真 箱 国
『やり遂げた状態』への準備期間は、『意』を育てる期間でもある 知恵の神は、成功要因をこう伸べる 疲れた顔ですら『賢さの根』を育てる肥料 さあ、外に出て海原(波や渦と勝負)に向かおう! 大きな蕪(地中の白い宝のこと)志を遂げた者には 『天国』のような理想的な世界が待っている
《蕪》 とは、大根の友達のあの丸い子。
成功者は、人からは『結果』しか見えないものだが、『根』こそ大事! 蕪のような植物は、地中に大きな栄養素を蓄えて、環境の変化や厳しい条件下でも生き残る。 人の成功も同じ。地上の葉の部分ではなく、地下にこそ成功要因がある。
![NEXT](../images/SONOTA/HP-NEXT.png)